【2026年最新】EES(欧州出入国システム)とは?日本人は何をする?入国時の顔写真・指紋登録と対象エリア
こんにちは!
「娘と旅する。」のもいちゃん家族です
ヨーロッパ旅行の準備をしていると、「ETIAS」や「EES」という言葉を見かけるようになってきました
すでにETIASについて調べた方ほど、「EESって何?」「また別の申請が必要なの?」
と疑問に感じるかもしれません
結論から言うと、EESはETIASとは役割がまったく違う制度です
この記事では、EESとは何か、日本人旅行者に何が変わるのか、どの国が導入しているか、わかりやすく解説します
👉ETIASについて詳しく知りたい方は、こちらのETIAS解説記事もあわせてチェックしてみてください

EESとは?
EESとは、Entry/Exit System の略で、日本語では「欧州出入国システム(出入域システム)」と呼ばれます
EUが導入する、シェンゲン圏の新しい出入国管理の仕組みで、欧州の国境を越える際の出入国情報を電子的に記録します
外務省の案内によると、EESは2025年10月12日から段階的に導入されています
対象となるのは、短期滞在目的でシェンゲン協定加盟国(欧州29か国)を訪れる、日本を含む非EU加盟国からの渡航者です
日本人は「やらないといけない」の?
- 出発前に申請するものではない
- 到着時(入国審査)に、EESの手続きが入ってくる可能性がある
結論から言うと、EESは「渡航前にオンラインで申請する手続き」ではありません
空港などの国境で行われる入国審査の仕組みが、EESによって電子化されるイメージです
つまり、日本人旅行者が出発前に「EESの申請を済ませる」必要はなく、EESが必要になるのは、シェンゲン圏に到着して入国審査を受けるタイミングとなります
なおEESは、2025年10月12日から現地で段階的に導入されています
そのため、入国する国や空港(国境検問所)によって、EESの対応状況や運用の細かい流れが異なる可能性があります
何のための制度?
EESの目的はシンプルです
- 入国・出国の記録を正確に管理する
- 滞在日数(90日ルール)を自動で把握する
- オーバーステイ(不法滞在)を防ぐ
これまでの「パスポートにスタンプで記録する」方式に代わり、出入国の記録は電子管理が中心になっていきます
EESの導入国【重要】
対象になるのは「シェンゲン圏」
EESを導入しているのはシェンゲン圏加盟国です
シェンゲン圏加盟国とは、国境でのパスポートチェック(域内の国境審査)を原則として撤廃し、人の移動を自由化しているヨーロッパの国々のことです
これらの国の間では、原則として入国審査なしで国をまたげるため、国内移動に近い感覚で移動できます
その代わり、シェンゲン圏の「外」から「中」に入るときの入国管理は重要になります
その入国管理を、より正確に・デジタルに行うために導入されるのがEES(Entry/Exit System)です
導入国一覧(外務省が示す29か国)
- アイスランド🇮🇸
- イタリア🇮🇹
- エストニア🇪🇪
- オーストリア🇦🇹
- オランダ🇳🇱
- ギリシャ🇬🇷
- クロアチア🇭🇷
- スイス🇨🇭
- スウェーデン🇸🇪
- スペイン🇪🇸
- スロバキア🇸🇰
- スロベニア🇸🇮
- チェコ🇨🇿
- デンマーク🇩🇰
- ドイツ🇩🇪
- ノルウェー🇳🇴
- ハンガリー🇭🇺
- フィンランド🇫🇮
- フランス🇫🇷
- ブルガリア🇧🇬
- ベルギー🇧🇪
- ポーランド🇵🇱
- ポルトガル🇵🇹
- マルタ🇲🇹
- ラトビア🇱🇻
- リトアニア🇱🇹
- リヒテンシュタイン🇱🇮
- ルクセンブルク🇱🇺
- ルーマニア🇷🇴
日本人旅行者との関係
ビザは必要?
以前と変わらず、ビザは不要です
EESはビザ制度ではなく、出入国の記録方法を電子化する仕組みです
なお、ETIASもビザ制度ではありません(渡航前の認証)

何が変わる?
EES導入後は、空港などの国境検問所で、出入国に関する情報が電子的に登録されます
登録される主な情報は次のとおりです
- パスポート情報(氏名、生年月日など)
- EES導入国への入国日・出国日、場所
- 顔写真および指紋(生体情報)
- 入国拒否に関する情報
初回入国時に行われること
EESで特にポイントになるのは「初回入国時」です
シェンゲン圏に入るタイミングで、顔写真(顔認証)や指紋登録が必要になります
つまり、「渡航前に申請する手続き」が増えるのではなく、「空港での入国手続きが変わる」制度です
どの空港で手続きする?
日本人観光客がフランス・イタリア・ドイツなどに最初に入国する瞬間が、シェンゲン圏への入口になります
そのため、パリ到着、ローマ到着、フランクフルト到着といった最初の入国空港でEESの手続きが行われます
一度シェンゲン圏に入国すれば、その後の国境移動(例:フランス→イタリア)は、原則として入国審査なしで移動できます
子ども・子連れ旅行の場合
- 12歳未満は指紋登録が免除
- 顔写真は年齢に応じて取得される可能性あり
小さな子どもがいても、 大人ほど手続きが重くなることはないと考えてOKです
ETIASとの違い
| 項目 | EES | ETIAS |
|---|---|---|
| 役割 | 出入国の記録 | 渡航前の認証 |
| タイミング | 入国時 | 出発前 |
| 手続き | 空港・国境 | オンライン |
| 日本人 | 対象 | 対象 |
👉 ETIASについては、当ブログのETIAS解説記事で詳しく解説しています

最後に
EESは「旅行前に何か申請する制度」ではありません
一方で、段階導入が始まっているため、入国する空港によっては、到着後の入国審査で顔写真や指紋登録が必要になります
最新情報は変わる可能性があるので、出発前にEU公式と外務省の案内も一度確認してみてください
参考リンク(公式)
外務省(EESの概要)
https://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/pagew_000001_01637.html
EU公式(EESの概要)
https://travel-europe.europa.eu/ja/ees##
