パリ子連れにおすすめの公園3選|観光の合間に寄れる定番スポットを厳選紹介
こんにちは!
「娘と旅する。」のもいちゃん家族です
パリ旅行はどうしても大人中心になりがちですが、子どもは移動や鑑賞が続くと疲れやすいもの
旅の途中に少し公園で体を動かす時間を入れるだけで、その日の過ごしやすさは大きく変わります
この記事では、初めてのパリでも迷わず行けて観光と組み合わせやすい“子連れに使いやすい公園”を3つに厳選して紹介します
パリの公園はこの3つでOK!
今回ご紹介する「中心部から近い」「子連れでも動きやすい」「観光との相性がいい」という条件を満たす公園はこちら!
- リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)
- チュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)
- シャン・ド・マルス公園(Champ de Mars)
他にも魅力的な公園はありますが、中心部から離れていたり、テーマパーク並みに広大で時間がかかる場所が多く、フランス旅行中に「わざわざ行く」必要はあまりありません
この3つさえ押さえておけば、初めてのパリでも、子どもを安心して遊ばせながら、大人も無理なく観光を続けられます
1. リュクサンブール公園(Jardin du Luxembourg)

基本情報
- 正式名称:Jardin du Luxembourg
- 住所:Jardin du Luxembourg, 75006 Paris, France
- 入園料:無料(一部の遊具エリアは有料)
開園時間は季節によって細かく変わり、おおむね、朝は7:30〜8:15から、夜は16:30〜21:30までの間で変動します
冬は早く閉まり、夏は遅くまで開いているイメージです
訪問前に公式サイト(Sénat)の「Practical information」で確認しましょう
主な特徴
リュクサンブール公園は、サンジェルマン・デ・プレ近くの6区に広がる“王道のパリの公園”
大きな池を中心に、刈り込まれた庭園や歴史ある建物、彫像が並ぶクラシカルな景観が魅力で、パリ市民も観光客もよく訪れます
園内には椅子やベンチが多く置かれていて、子どもが遊ぶ間に大人がゆったり休める環境が整っています
子ども連れに特に嬉しいのが、遊具のそろう有料プレイグラウンド「Ludo Jardin」

滑り台・砂場・ジップライン(ターザンロープ)など大型の遊具が揃っていて、1〜2時間しっかり遊べる規模です
利用料は子ども約3€、大人約1€と手頃で、設備がきれいで混み過ぎないのが特徴です
季節によっては、池で棒を使ってミニヨット(模型船)を走らせる昔ながらの遊びも楽しめ、これもまた“パリらしさ”を感じられる体験になります
周辺にはカフェや書店、スイーツ店も多く、「午前は公園、昼は近くでランチ、午後は左岸を散歩」という導線がとても組みやすいのが特徴
観光と休息のバランスを取りやすいため、子連れで“どこか一つ公園を選ぶ”なら、この場所を真っ先におすすめします
アクセス
電車(RER・メトロ)
- RER B「Luxembourg – Sénat」駅:東側入口すぐ(最寄で最便利)
- メトロ4・10号線「Odéon」駅:北側入口まで徒歩約8分
- メトロ10号線「Mabillon」駅:西側寄り、徒歩約10分
- メトロ4号線「Saint-Sulpice」駅:西側入口まで徒歩約10分
バス
- 21 / 27 / 38 / 58 / 82 / 83 / 84 / 85 / 89 系統
公園周辺を多方向からカバーする路線で、どこからでもアクセスしやすい
徒歩の目安
- サンジェルマン・デ・プレ周辺から 10〜15分
周辺のおすすめスポット
リュクサンブール公園の周辺には、書店・雑貨・紅茶専門店など、親子で立ち寄りやすい魅力的なお店が点在しています
Conservatoire des Hémisphères – Art du thé(紅茶専門店)
上質な茶葉が揃う高級紅茶店で、パッケージの美しさからギフトにも人気があります。香りを選ぶ時間が楽しく、SNSで話題になることも多い“憧れ系”の一軒です。
Citypharma(シティファルマ/ドラッグストア)
海外コスメやスキンケアがパリ屈指の安さで揃う、有名すぎる薬局です。免税も可能で、まとめ買いしたい旅行者の強い味方です。
OTIPI Saint-Placide(雑貨・ギフト)
子ども向けの可愛い雑貨やカード、フランスのクリエイター作品が並ぶ小さなコンセプトストア。子どもへのお土産を探すのにちょうど良い立ち寄りスポットです。
Chantelivre(子ども専門書店)
絵本からティーン向けまで揃う児童書専門店で、フランス語の絵本選びに最適な場所です。可愛らしい店内は子どもが自然と手を伸ばしたくなる魅力があります。
2. チュイルリー庭園(Jardin des Tuileries)

基本情報
- 正式名称:Jardin des Tuileries
- 住所:Jardin des Tuileries, 75001 Paris, France
- 入園料:無料
開園時間は季節によって大きく変わります
パリ観光局の案内では、次のように区分されています
- 9月最終日曜〜3月最終日曜:7:30〜19:30
- 3月最終日曜〜9月最終土曜:7:00〜21:00
- 6〜8月は特別に7:00〜23:00まで開園
閉園の30分前からは園内の退出が促されるため、夜に訪れる場合は時間に余裕を持つのがおすすめです
主な特徴
チュイルリー庭園は、ルーヴル美術館とコンコルド広場を結ぶパリ中心部に広がる大きな庭園
観光動線の真ん中にあるアクセス抜群のスポットです
ルーヴルを出てすぐに立ち寄れるため、美術館で静かに過ごした子どもの気分転換にぴったり!
広い砂利道や整然とした並木道が続き、池のまわりに並ぶ緑の椅子は庭園の象徴的な風景になっています
園内にはカルーセルや小さな遊具、有料トランポリンなどの“軽めのアクティビティ”が点在し、30分ほど子どもを遊ばせるのにちょうど良い規模です
遠くにエッフェル塔が見える場所もあり、散策しながら写真映えする景色を楽しめるのも魅力
さらに、西側にはカルーゼル凱旋門や地下ショッピングモール「カルーゼル・デュ・ルーヴル」があり、トイレ・軽食・お土産購入までこのエリアで完結できる便利さも子連れ旅行者には心強いポイント
観光の合間に無理なく休憩を挟みながら、パリらしい景観を楽しめる庭園として非常に使いやすい場所です

アクセス
電車(メトロ・RER)
- メトロ1号線「Tuileries」駅:庭園すぐ横。徒歩約2分。アクセスが最もシンプル。
- メトロ1・8・12号線「Concorde」駅:西側入口まで徒歩約5分
- メトロ14号線「Pyramides」駅:北側から徒歩約10分
- メトロ7号線「Palais Royal – Musée du Louvre」駅:ルーヴル側入口まで徒歩約10分
- RER C「Musée d’Orsay」駅:セーヌ川を渡って徒歩約12分
バス
- 72番「Pyramides – Tuileries」
- このほか 21・27・68系統 など複数の路線が庭園北側を走行
徒歩
- ルーヴル美術館から数分で庭園に合流
- セーヌ川沿い(ポン・デ・ザール周辺)から徒歩10〜15分
周辺のおすすめスポット
チュイルリー庭園の周りには、美術館からショッピングまで “パリらしさがぎゅっと詰まった場所” が集まっています
キャルーゼル庭園(Jardin du Carrousel)
チュイルリー庭園の西側に隣接する開放的な前庭で、美しい彫像や整った景観を気軽に楽しめます。写真映えする角度も多く、ルーヴルへの移動ついでに立ち寄りやすい場所です。
ルーヴル美術館(Musée du Louvre)
世界最大級の美術館で、チュイルリー庭園はその“外庭”のような位置にあります。鑑賞後に庭園へ出れば、子どもは走れて大人は休める、理想的なクールダウンスポットになります。
オルセー美術館(Musée d’Orsay)
セーヌ川を渡った向かいにある印象派の名館で、庭園から徒歩10分ほど。外観も美しく、芸術鑑賞と公園時間をバランスよく組み合わせられる導線です。
オランジュリー美術館(Musée de l’Orangerie)
庭園の西端に位置し、モネの《睡蓮》が展示される比較的コンパクトな美術館です。子連れでも周りやすく、庭園とのセットで訪れやすい立地です。
Au Nain Bleu(高級おもちゃ店)
パリを代表する老舗おもちゃ店で、上質なぬいぐるみやクラシックな玩具が揃っています。旅の思い出になる“特別な一品”を探したい時にぴったりです。
モノプリ オペラ店(Monoprix Opéra)
衣類・食品・日用品まで揃う大型スーパーで、お土産や子ども向けのお菓子を手軽に買えます。メトロや徒歩でアクセスしやすく、旅行中の必須スポットとして便利です。
3. シャン・ド・マルス公園(Champ de Mars)

基本情報
- 正式名称:Champ de Mars
- 住所:Champ de Mars, 75007 Paris, France
- 入園料:無料
- 24時間開放(原則)
夜も人が多いエリアですが、子連れで遅い時間に行く場合は、治安や子どもの体力を考えて「暗くなる前に切り上げる」くらいの感覚がおすすめです
主な特徴
シャン・ド・マルス公園は、エッフェル塔のすぐ足元からエコール・ミリテールまで細長く広がる巨大な芝生公園
視界いっぱいにエッフェル塔が入る“パリ感MAX”のロケーションで、写真映え抜群のスポットです
一面の芝生ではピクニックをしたり、子どもを自由に走らせたりしやすく、観光の合間にのびのび過ごせます
園内には小さな遊具エリアやメリーゴーランドもあり、“おまけ的に”遊具でもひと遊びできるのが嬉しいポイント!

とはいえ、公園の主役はあくまでエッフェル塔と芝生なので、「遊具公園」というより“景色を楽しみながらくつろぐ場所”と考えるとイメージしやすいです
昼間は芝生でピクニックをしながら家族写真を撮ったり、エッフェル塔を眺めつつゆっくり休憩するのにぴったり
夜はライトアップやシャンパンフラッシュ(点滅イルミネーション)目当ての人で賑わうため、子連れなら人が多すぎない夕方〜日没前に訪れると安心して楽しめます
アクセス
電車(RER・メトロ)
- RER C「Champ de Mars – Tour Eiffel」駅:北西側入口まで徒歩5分前後
- メトロ6号線「Bir-Hakeim」駅:エッフェル塔側まで徒歩8〜10分
- メトロ8号線「École Militaire」駅:公園南東側まで徒歩10〜12分
バス
- バス30・42・69・82番がエッフェル塔周辺に停車(パリ市・RATP案内より)
徒歩
- トロカデロ広場(シャイヨー宮)から徒歩10〜15分(イエナ橋を渡るルート)
- セーヌ川沿いから複数の歩行者ルートでアクセス可能
周辺のおすすめスポット
シャン・ド・マルス周辺は、パリでも指折りのフォトスポット密集エリア
エッフェル塔をさまざまな角度から楽しめるため、公園遊びと写真撮影をセットで計画するのが特におすすめです
エッフェル塔(Tour Eiffel)
公園の中心にそびえるパリの象徴で、どの距離から撮っても絵になる圧倒的存在感があります。昼・夕方・夜で雰囲気が大きく変わるため、写真の“撮れ高”が非常に高いスポットです。
イエナ橋(Pont d’Iéna)
エッフェル塔の真正面に位置し、塔の全景をきれいに収められる定番ビューが狙えます。トロカデロ広場へ向かう動線としても使いやすく、初心者でも迷いにくい場所です。
シャイヨー宮(Palais de Chaillot)
高台のテラスから“これぞパリ”という壮大な眺めを望める絶景ポイントです。映画や広告撮影にも使われ、最近では『ジョン・ウィック』の舞台としても話題になりました。
ビルアケム橋(Pont de Bir-Hakeim)
アーチ状の鉄骨とエッフェル塔を重ねて撮れる、プロやインフルエンサーにも人気のスポットです。メトロ6号線が橋上を走るため、電車と塔を一緒に写せる“パリ感MAX”の写真が撮れます。
La Tour-Maubourg – Saint-Dominique(バス停周辺)
落ち着いた街並みの中にエッフェル塔がそっと顔を出す、知る人ぞ知るフォトスポットです。サン=ドミニク通りから覗く塔のシルエットはSNSでも人気の構図です。
最後に
パリの公園は、子どもが伸び伸びと遊べて、大人も無理なく旅を続けられる心強い味方です
今回ご紹介した3つを旅程に少し取り入れるだけで、家族のパリ時間がぐっと過ごしやすくなります
これからフランスを訪れる皆さまの旅づくりの一助になれば嬉しいです
「娘と旅する。」では、このほかにもフランス旅行について子連れ目線で詳しくまとめた記事をたくさん紹介していますので、ぜひチェックしてみてください
それでは!
