【MPC】利用条件を徹底解説!ESTA申請者が対象となる条件とは?

こんにちは!
「娘と旅する。」ブログのもいパパです
アメリカ旅行の強い味方であるMPC(Mobile Passport Control)は、米国への入国審査を簡略化する便利なサービスですが、誰でも利用できるわけではありません
特に、ESTA(電子渡航認証)を持つ渡航者の場合、2回目以降の渡航で利用できるという規定があるため、少し混乱すると思います
この記事では、MPCの利用条件をわかりやすく解説し、ESTA申請者がどのような状況でMPCを利用できるのかを明確にします
MPCとは
Mobile Passport Control(MPC)とは、渡航者の米国入国手続きの簡略化と審査の待ち時間の軽減を図るために、米国国境警備局(CBP)が提供しているサービスです
モバイルアプリから渡航や税関申告に必要な情報を事前に申請することにより、米国空港で入国審査の際、MPCの専用レーンを利用でき、ペーパーレスでスムーズに入国することができます

利用条件
CBPのウェブサイトには利用可能な渡航者として、以下の4つを挙げています
- U.S. Citizens
- Lawful Permanent Residents
- Canadian B1/B2
- Returning Visa Waiver Program Applicants
日本語に翻訳するとこちらです
- 米国市民
- 米国永住権保持者
- カナダ国籍の米国B1/B2 VISA保持者
- ESTA申請者かつESTA認証による渡航が2回目以降の者
ほとんどの観光客は、ビザを取得せずに入国を許可するための電子渡航認証システムであるESTA(Electronic System for Travel Authorization)を申請して入国するため、4つ目に該当すると思います
この「ESTA申請者かつESTA認証による渡航が2回目以降の者」について、様々な解釈ができてしまい、混乱するかと思います
今回はこの部分を深掘りしたいと思います
渡航が2回目以降とは?
結論として、初めてESTAの認証を受けて、初めて米国に行く人はMPCを利用できない、つまり、ESTAで認証を受けて一度渡航をしたことがあればMPCを利用できると覚えておきましょう
この前提を元に、以下のパターンに分けて解説します
- 初めてESTAの認証を受けて1回目の渡航
- 初めてESTAの認証を受けて2回目以降の渡航
- 期限の切れたESTAの認証を再度受けた場合
- パスポートの期限が切れた場合
初めてESTA認証を受けて1回目の渡航
初めてESTAの認証を受けて1回目の渡航の場合、MPCを利用することはできません
MPCを利用できる渡航者は、「Returning Visa Waiver Program Applicants(ESTA申請者かつESTA認証による渡航が2回目以降の者)」であり、このReturningに該当しません
初めてESTA認証を受けて2回目以降の渡航
初めてESTAの認証を受けて渡航を経験し、有効期限内に再び渡航をする場合、MPCを利用することができます
MPCを利用できる渡航者は、「Returning Visa Waiver Program Applicants(ESTA申請者かつESTA認証による渡航が2回目以降の者)」であり、このReturningに該当します

ここから少し複雑です
ESTAの期限が切れて再度認証を受けた場合
ESTAは一度認証されると2年間有効で、米国への複数回の渡航が可能です
ESTAは有効期限が切れると再度認証を受ける必要がありますが、ESTAの認証を再度受けた場合は1回目からMPCを利用することができます
MPCを利用できる渡航者は、「Returning Visa Waiver Program Applicants(ESTA申請者かつESTA認証による渡航が2回目以降の者)」でありますが、ここで言うReturningはアメリカへの渡航が2回目を指すようで、新しいESTAになっても既にアメリカへ渡航した者として扱ってもらえるということです

当然、ESTAでの渡航歴があることが前提です
パスポートの期限が切れた場合
パスポートの期限が切れる場合、パスポートの有効期限日をもってESTAも無効となります
パスポートを再度発行・更新をした場合、無効となったESTAの認証も再度受ける必要がありますが、ESTA自身の失効の場合と同様、この場合も1回目からMPCを利用することができます
MPCを利用できる渡航者は、「Returning Visa Waiver Program Applicants(ESTA申請者かつESTA認証による渡航が2回目以降の渡航者)」でありますが、ここで言うReturningはアメリカへの渡航が2回目を指すようで、新しいパスポートとESTAになっても既にアメリカへ渡航した者として扱ってもらえるということです

当然、ESTAでの渡航歴があることが前提です
最後に
いかがでしたでしょうか
MPCは、ESTAを取得して2回目以降の渡航者にとって、非常に便利なツールです
利用条件を満たしていれば、入国審査の待ち時間を短縮し、ストレスの少ない渡航が実現できます
アメリカ旅行を計画されている方の参考になりましたら嬉しいです
それでは!