子連れヨーロッパ旅行の準備と持ち物リスト【2025年版】
こんにちは!
「娘と旅する。」のもいちゃん家族です
初めてのヨーロッパ旅行
子ども連れだとワクワクと同じくらい不安も多いですよね
この記事では、私たち家族が実際にフランス旅行に向けて準備した内容と、持って行って良かった荷物リストをまとめました
3歳の娘を連れての10時間フライト+パリ&ディズニー旅行を想定したリアルなリストです
同じように子連れでヨーロッパを計画している方の参考になればうれしいです
1. 渡航関係
旅行準備の第一歩は「行ける状態を整えること」
まずは、パスポートの期限、入国ルール(EES/ETIAS)、通信まわりを先に固めておきましょう
- 財布(ユーロ・クレカ・交通ICカード)
- パスポート(コピーも別に保管)
- ETIAS
- ESS
- 海外Wi-FiやeSIM
- 緊急連絡先(大使館、保険会社、カード会社)のメモ
パスポートの有効期限について、フランスを含むシェンゲン域への短期観光では、日本への帰国予定日の3か月以上の残存期間が求められます
申請は時期により2〜3週間かかることもあるので、旅行を決めた段階で真っ先に確認しておきましょう。
ETIAS(エティアス)はビザ免税国の旅行者が欧州渡航前にオンラインで事前認証を受ける制度です

米国のESTAみたいなもの
日本は2026年待つに開始予定で、今(2025年)時点で手続きは不要ですが、出発前に外務省の最新情報を必ず確認してください
EES(Entry/Exit System)とは、シュンゲン圏(欧州の多くの国)への入出国で利用する、滞在期間の残日数を自動管理するデジタルシステムです
基本手続きは不要で、入国時にその場で登録されますが、待ち時間を減らしたいなら、EU公式「Travel to Europe」アプリで登録しておくとスムーズです
2. 衣類
旅行で一番頭を頭を悩ませるのが衣類
「持参」「現地購入」「洗濯で回す」のバランスを先に決めると、荷物も気持ちも軽くなります

基本は“使い回せる服+洗濯は最小回数”
- 洋服(枚数は個人差あり)
- カーディガンまたは軽アウター
- 靴下・下着
- スニーカー+スリッパorサンダル
春秋のパリは朝晩が冷え、日中は日差しが強い日もあるため、薄手を重ねて体温調整できる構成が無難です
街は石畳と階段が多いので、靴は長時間歩けるスニーカーを最優先
機内やホテルの室内ではスリッパやサンダルを使うと快適です
洗濯は“靴下と下着中心”で回すのが現実的。衣類の量を絞るなら、まずは下着と靴下の枚数で調整すると良いです
私たちは、Tシャツやパンツなど大きいものは乾きにくいことがあるため、ある程度は持参して洗濯に頼りすぎないようにしています
また、“手放してOKなTシャツ”を数枚入れていき、常識の範囲で現地で処分して帰りの荷物を軽くしています
- 洋服
- パーカーや薄手の上着
- 靴下・下着・パジャマ
- 靴
子ども服は「洗濯は前提、でも頼りすぎない」が現実的です
大人より衣類が小さく乾きやすいので、下着・靴下・薄手のトップス(薄手の羽織り含む)を中心に洗う前提で枚数を決めます
ボトムスや厚手の羽織りは使い回しで調整し、全体の荷物量を抑えます
サイズアウト直前の服を数枚入れておき、常識の範囲で手放せば、帰りの荷物を軽くできます
3. 機内(フライト)
10時間超のフライトは子連れ旅の最大の山場
「泣く・耳が痛い・歩き回る」…不安は尽きませんが、事前に“効く道具”を仕込めば体感がガラッと変わります

備えあれば患いなし!
- お気に入りのぬいぐるみ(安心感バツグン)
- シールブック(貼って剥がして遊べる)
- 絵本/お絵描きノート
- タブレット+子ども向け動画(事前ダウンロード)
- 液体ミルク・お菓子(耳抜き対策にも)
- おしりふき、ビニール袋
- 着替え1セット(機内で汚れても安心)
- 上着(羽織もの)
- スリッパ(大人用)
うちの最推しは「水ぬりえ」
汚れない、準備いらない、そして子どもが本気で夢中に!
うちは毎回新品を用意していて、娘も開封の瞬間からニコニコです
機内・空港での食事やおむつ替えには、手元で口を結べるビニール袋があると本当に助かります
ゴミ箱やCAさんに回収してもらえる場面もありますが、自分で“すぐ片付けられる”ことが大事
濡れ物、食べ残し、ニオイ対策まで一本化できます
子どもは歩き回ったり、泣いて抱っこ対応になったりしがち
保護者はいつでも立てるよう、スリッパや軽いサンダルを用意して“即ダッシュ体制”にしておくと動きがラクです
また、機内は空調の関係で寒くなることがあるので、親子とも上着を必ず用意しておきましょう
👉フライトに関する記事をたくさん書いているので、あわせてチェックしてみてください



4. 宿泊関係
宿をどう選ぶかで荷物も変わりますが、この章では「子連れで泊まるときに、実際に持っていくと差が出る物」に絞って整理します
- 洗濯ネット
- 個包装の洗剤
- 物干しロープ
- 洗濯ピンチ(小物干し)
- トラベルハンガー(薄型/複数枚)
- 食器洗いセット(スポンジ、食器用洗剤、水切りマット)
- レジャーシート
- 見守りカメラ
- 薄手ブランケット(子どもの就寝/冷房対策)
- 延長コード+マルチUSB充電器
- 歯ブラシ類
- 洗顔関係
- 化粧品関係
- スリッパ
洗濯系(ネット・個包装洗剤・ロープ・ピンチ・薄型ハンガー)は、夜に回して翌日にかけて乾かすための装備です
ホテルはハンガーが少ないことが多いので、薄型ハンガーとピンチで干し場を自作すると効率が上がります
食器洗いセットは小さくて使い捨てできるものが便利です

100円ショップで手に入ります
レジャーシートは意外におすすめ!子どもがハイハイしたり、おむつ替えに使えるため、部屋のストレスがぐっと減ります
充電器は電圧に注意。フランスは230V/50Hzのため、充電器が100–240V対応か必ず確認し、非対応機器は持ち込まないのが安全です
👉ホテル設備と洗濯のリアルついて、こちらでまとめています

5. 食事・おやつ
ヨーロッパは日本ほど離乳食や和風の軽食が充実していないことがあります
最初の数日だけでも“いつもの味”を持っていくと、子どもも親も落ち着きます
- 液体ミルク
- 水筒/麦茶パック
- レトルト幼児食(キューピー、和光堂など)
- タッパー、紙皿
- ごはんパック
- 小分けのお菓子(グミ、せんべいなど)
- 粉末のスープ、味噌汁
- 緑茶パック(日本の味でリラックス)
- 箸・スプーン・フォーク
- 手口拭き/除菌シート
- アルコールスプレー/消毒ジェル
量は「宿泊日数より少なめ」にとどめ、足りない分は現地スーパーでヨーグルトやフルーツ、パンなどを補充する前提にすると、帰りに食料を持ち帰る無駄が出ません
液体ミルクは現地で初挑戦にしないことが大事で、必ず日本で試して相性(味・体質)を確認しておきましょう
タッパー(フタ付き保存容器)を2,3個用意しておくと、食べかけのパンやお菓子の保存に使えるほか、外出先やホテルで食事の“お皿代わり”にもなって重宝します
肉・乳製品は国によって持ち込み規制があるため、日本からはレトルト・乾物中心にしておくと安心です
6. ベビー・キッズ用品
現地で代替しづらいものは、日本でそろえてから出発するのが安心です
- オムツ(1日4〜5枚×旅行日数分)
- おしりふき(1〜2パック)
- おむつ替えシート
- ベビーカー
- 抱っこ紐(スモルビがおすすめ!)
- マグ・ストローカップ
- 哺乳瓶・洗浄ブラシ
- 保湿剤
- おもちゃ(「機内」と同じ)
海外という見慣れない環境では、身の回りの“いつものもの”があるだけで子どもは驚くほど落ち着きます
特にオムツやおしりふきは肌ざわりや相性の差が出やすいので、現地購入は避け、普段使いを用意しておきましょう

7. 現地観光グッズ
パリ市内やディズニーは“とにかく歩く”
身軽さを最優先に、使うものだけを小さく持ち歩きます
- モバイルバッテリー
- 日焼け止め
- 折りたたみ傘・帽子
- 水筒・おやつ
- 地図アプリ
- 帽子
- サングラス
- 折り畳み傘/レインコート
- カメラ
パリはスリが多いと言われます
荷物は最小限にし、身体に密着する斜め掛け(前掛け)などファスナー付きの鞄で一括管理
「何がどこにあるか」を即答できる量に絞り、ポケットや仕切りを増やしすぎないのがコツです
スマホは人混み・地下鉄乗降・写真撮影時が狙われやすいので、使ったらすぐ鞄に戻す習慣を徹底してください
8. 医療・保険関係
長旅では子どもの体調不良は“起こり得る前提”
「念のため」を先に用意しておくと、いざという時に慌てません
- 母子手帳・保険証のコピー
- 海外旅行保険証書のコピー
- 保険会社の連絡先
- 現地の日本語対応病院リスト
例:American Hospital of Paris(アメリカンホスピタル・オブ・パリ) - 常備薬
- 解熱剤・整腸剤
- 消毒液・脱脂綿
- 絆創膏
- 体温計
- 睡眠導入剤(大人用)
👉もしもの体調不良・医療体制の準備ガイドについて、こちらでまとめています

9. 最後に:荷物は「安心のため」に持つ
子連れ旅行では、ついつい荷物が多くなりがち…
でも、「これがあると安心」と思えるだけで、旅のストレスはぐっと減ります
現地で足りないものは買える、でも「子どもにとって大切・必要なもの」は日本から持っていくのが正解です
あなたのご家庭のペースに合わせて、無理なく準備してみてください
「娘と旅する。」ではフランス旅行に関する記事をたくさん書いているので、ぜひあわせて読んでみてくださいね
それでは!

